性的特徴 sexual characteristics
生物学的な特徴…例えば内性器や外性器、生殖腺、染色体や骨格、体毛などに関わる特徴のことです。
例えば、子宮や卵巣、精巣、性染色体(XX、XY)、体つきなどがあります。
同じ人の中でも、全てが同じ性の性的特徴を持つとは限りません。
個人個人で、様々な発達状態があると言われています。
性同一性 gender identity
性同一性とは、
・一人の人間が男性、女性、もしくは両性として持っている個性の統一性、一貫性、持続性
・男性あるいは女性、あるいはそのどちらとも規定されない者としての個性の統一性、一貫性、持続性
などと、言われています。
※SOGIESCのうちの、GIの部分を「性自認」と表現することがあります。
性自認とは、自己認識している性のことです。
いろいろなものがあり、更にそれが成長に伴って変化していくというのが通説です。
大人でも、どのような性と認識するかには揺らぎがあって自然ではありますが、
子どもは特に揺らぎやすさがあると言われています。
認知機能が未発達であることから、性に関しての自己認知が十分発達していないと考えられること、
自分の内面を適切に言語・行動化できないことが原因でなはいかと言われています。
性表現 gender expression
性にまつわる役割や行動、恰好などのことです。
文化や時代、個人の感性によって表現方法や受け取り方が化するため、曖昧なものでもあります。
例えばスカートは、今の時代の日本では女性の方が受け入れられやすいですが、
スコットランドの民族衣装(キルト)もありますし、ファッションとして男性が着用することもあります。
性指向 sexual orientation
どういった性を恋愛対象、性的対象とするかです。
好きな人が変わる事もあるように、時々で変化することもあります。
性愛と恋愛でわかれることもあります。
また、好きな人がいないということも自然です。
SOGIESCとは…
これらの頭字語をとって、SOGIESCと表現することがあります。
SOGIESCは人それぞれ違って自然です。
個人内でも、状況や時期で変化することもあります。
また、基本的には全ての要素は独立しています。
例えば、性的特徴がこうだから性自認もそれと同じ…というものではありません。
人それぞれ組み合わせがあることが自然と言われています。